学校でのくらし



 4月が始まり、ピカピカの1年生が元気よく学校に入ってきます。その学校が、はたして子供たちに、すばらしい環境を提供しているのでしょうか。精神面でもいろいろ難しい問題もありますが、せめて、物理的環境だけでも、良いものを整えておきたいものです。

 そこで一部の学校では、給食には有機作物を購入したり、自然素材の食器に変えたり、化学調味料を極力控えたり、校庭などでの除草剤の使用を中止したりなど、子供の健康を考えた取組を進めています。最近のダイオキシン発生問題以降、学校でのゴミ焼却は中止され、分別収集に取組むことになっています。これらの取組を通じて、教師・親・子供のあいだで、家庭や学校など身近な環境についての関心が高まりつつあります。

 今回は、新学期を迎えるにあたって、子供の学用品を選ぶ視点と環境に関連した問題をいくつか指摘し、皆さんからのご意見を伺いたいと存じます。

 みなさんのお子さんが学用品を選ぶとき、どんなところに関心を持っておられますか。
 キャラクター商品であるのかどうか、目先の珍しさか、高価格か、みんなの話題になっているか。選択にあたっては、素材など環境の視点からの選択基準が取り入れられていますか。日ごろ、環境に関心を持っている保護者の皆さんも、新入生の子供が選んだのだからと、環境保護の視点が欠落した学用品を安易に与えてはいないでしょうか。

 新学期を迎えるこの機会に、どんな学用品を選択するのかを通じて、日常の暮らしでの環境問題を考えるチャンスとしてほしいものです。

 5月からは、学校でも環境スケッチと、エコクラブでの子供たちとのやりとりや実験を載せるページにしていきます。

(ESUGA、HASIMOTO)



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