シックハウスの予防対策はこれから

建築会社の情報公開が最大のサービスだ

9月のゲストは丸田恵都子さん。少し趣を変えて、新建材等による被害、シックハウス症候群にかかり、その原因とかからない住まいの工夫をお話いただきました。


 昨年春、新居に住むようになってから風邪がなかなか治らない、しかも医者の診断では原因不明。夏になっても微熱とれないといった状況がつづき、世間で話題になっているシックハウス症候群ではと、市の保健所、そしてシックハウスを考える会などに相談。

保健所の測定では、シックハウスの主原因とされるホルムアルデヒドが0.134ppm/30分平均値で、厚生省(当時)の指針値0.08ppmをはるかに越える数値を示していました。

建築会社にその点を指摘しても、その日の状況で異なると改善策を示さなかったばかりか、半年以上苦しんだことに対する謝罪や対応策すらなしでは建設会社の信用問題です。住む人たちは、年齢の幅もひろく、障害のある人もどのような住み方が自分にあっているのかなど、住まいを提供する側と住む人とのコミュニケーションで、さらによりよい快適な住まいが出来るのにと建設会社に対する不信だけが残ったような結果が残念です。

シックハウス症候群とは?!

住宅の高気密化や化学物質を放散する建材、内装材の使用等により、新築・改築後の住宅やビルにおいて、化学物質による室内空気汚染等により、居住者に様々な体調不良が生じる状態を言う。

◆症状は、目、鼻、のど、唇など粘膜の刺激、乾燥。湿疹。疲労感。頭痛、気道の病気に感染しやすい。息が詰まる感じ。過敏症。めまい、吐き気、嘔吐をくりかえすなどです。

◆汚染源は、化学的因子として、 ホルムアルデヒド、有機溶剤、殺虫剤など。生物因子として、カビ、ダニ、花粉、ペットなど。物理的因子は湿度、高熱、ストレスなどです。

<対策> 原因物質をつきとめて、排除するのが基本ですが、新築の場合、部屋の換気、除湿など心がけることが一番です。


(^o^):丸田さんは当日アルパの演奏をしてくれました。澄み切った音色が素敵でした。4年前青年海外協力隊員として2年間南米のパラグアイに派遣され、子どもたちに音楽の指導にあたられ、そこで民族楽器のアルパ(ハ―プの小型)を習得。日本に帰ってからは南米の文化を普及するために演奏活動をされています。


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